• ノハナのはじまりは2012年の春頃。創立メンバーはミクシィに勤務していた大森(ビジネス)、馬場(デザイン)、田中(エンジニア)、辻(エンジニア)の4名。「家族に笑顔を届けるサービスを作ろう!」という大森の呼びかけをきっかけに様々な部署から集まり、社内ベンチャー制度に応募することにしました。

    創立メンバー

  • 実はノハナの企画時は、フォトブックサービスではなく、家族間でのフォトシェアを中心としたSNSを考えていました。SNS「mixi」の運営経験を活かせると考えていたのです。しかし、ママ社員へのヒアリングから大きな課題が見えてきました。

    それは「写真をプリントできていない」ということ。「親からしてもらったように子どもにアルバムを作ってあげたいのに、それができていない…」そんな切実なママの悩みを解決すべく、当初の案を変更しフォトブックサービスに取り組むことになったのです。

    写真撮影

  • 世の中にインパクトを与えるには「普通に良いサービス」である以上に「使いたくなるサービス」である必要があります。こうしたことを踏まえ、議論の中から「毎月1冊無料」のモデルができあがりました。

    フォトブックを無料で提供してお客様を集め、2冊目以降の売上や各種オプションで収益化していこうと考えたのです。このプランで無事に社内ベンチャー制度を通過することができました。

  • アプリの開発は会議室の一室を貸し切って行われました。12月からの3カ月という短い期間でアプリをリリースし、フォトブックの受注を1500件以上獲得するという目標を立てたため、全員がむしゃらに働きます。

    会議室の一室

  • フォトブックのプロトタイプ

    こちらはフォトブックのプロトタイプ。子どもの写真をシンプルに大きく楽しめること、持ち運びできるサイズであること、どんなレイアウトにも対応できるデザインであることなどを心がけて、細部を詰めていきました。

  • ホワイトボードの足あと

    会議室にはミクシィの仲間が遊びに来てくれて、SNS「mixi」の「足あと」機能にあやかりホワイトボードにたくさんの足あとを残してくれました。それがどれだけ励みになったか、今でも忘れられません。

  • こうして2013年2月13日、ノハナは産声をあげました。

    ノハナ フォトブック

    ノハナ フォトブック

    ノハナ フォトブック

    フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真 フォトブック写真
  • ノハナのコンセプトに共感いただき、様々なメディアに取り上げていただいたことで目標の1,500件を数日でクリアすることができました。

    しかしながら全てが順調とはいきませんでした。想像以上に注文があったことで生産工場とのデータのやり取りでミスが発生し、お客様の注文したフォトブックとは異なるものをお送りしてしまうという事故を起こしてしまいました。今でもこの時の反省を肝に銘じ、誤配防止やセキュリティの強化に取り組んでいます。

  • その後大きな転機となったのは「深イイ話」「笑っていいとも!」といった人気番組に取り上げられたことでした。「深イイ話」のオンエア当日はミクシィのコラボスペースに社員が集まり上映会を行いつつ、エンジニアが待機しました。ノハナのパートが始まると同時にアクセスは急上昇。1日で数万人のお客様に登録いただいた結果、サービスはパンクし、嬉しい悲鳴をあげました。

    オンエア当日

  • このままさらにスピード感を持って事業成長させていこうという方針のもと、2013年9月2日、ミクシィの100%子会社として法人化しました。

    写真は渋谷法務局へ登記に行った際のものです。

    渋谷法務局での記念撮影

  • しかし、急成長しているとはいえ、当時はむしろフォトブック注文が増えるほど赤字が拡大する状況でした。この状況を解決するサービスとして、開発開始されたのが「ノハナ年賀状」でした。

    熱海の会議室、合宿

    「面倒な年賀状づくりを、楽しいイベントに」との思いから、①おしゃれでかわいいテンプレート ②使いやすいアプリ ③低価格を目玉に、サービス開発に取り組んでいきました。300万枚の販売を目標に、熱海の会議室を借りて、サービスコンセプトを詰めていきます。

  • ノハナ年賀状申請

    アプリの開発を本格的に開始したのは8月頃からでしたが、わずか2カ月半で最初の申請を行いました。

  • 記念撮影

    初年度は約80万枚の販売でしたが、順調にサービスの改良を重ねることで2017年は180万枚まで伸びています。

  • 家族に笑顔を

    これからもノハナは「1組でも多くの家族に笑顔を届ける」ためにがんばります。

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